オーストラリア環境教育体験記

オーストラリアの大学院で環境教育を学んでいるCrissyのブログ。オーストラリアは知られざる環境教育先進国の一つ。オーストラリアで学んでいることをや生活について紹介します。

2009-07

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白洲次郎が言っていたこと

現在、クリティカルシンキングについて、暗中模索の状態が続いている。

私の思考の特徴が、エッセイを書いているとはっきり解ってくる。

悪いことをなぜ悪いかと説明することは得意。

でも、自分が良いと思うことを、説得することがあまりうまくない。というか、自分が良いと思うことを改めてなぜ良いか考えることを私はあまりしていないのだと認識する。

日本にいたとき、白洲次郎の本を読んだ。

彼は、本の中で、日本をプリンシパルのない国と書いていた。

そのときは、その意味が良くわからなかった。プリンシパル(原則)の意味が良くわからなかったのだ。

現在書いているエッセイは、そのようなプリンシパルが環境教育やコミュニティ教育を成功させるのに必要かということをケーススタディを使って説得するという内容だ。

この勉強を通して、白洲次郎がいわんとしていることを、なんとなくだが理解できたように思う。

おそらく、西洋は、原則が、いつもあり、その原則にあっているか、否かということが、評価の絶対的な基準になる。

日本もそうなりつつあるが(ビジネスにおいて)、でも、社会全体をみると、原則がこうだからだめだ。という感覚が、西洋に比べてうすい気がする。このプリンシパルは、お役所的な「前例がないからためです」という議論とはまったく違う気がする。

社会基盤自体も、この原則がとても重要だ。

この原則がうまくはまらないことが現実には多くある。でも、なぜあてはまらないのか、それは良いのか悪いのか、その理由は??

という問いが延々と続く。

日本を少しでも知る人たちは 日本の社会気風を 
Anything goes なんでもいい・なんでもありだ

と考えている。なんでもありということは、原則など関係ないのさと言う響きさえ感じる。

結果オーライだよ的な考え方。

以前読んだ、美輪明宏氏の本に、白黒つけなくても、曖昧でもいい。と書いてあった。

日本人の持つ、この曖昧さ、グレーゾーンが、私たちの持つ繊細な文化を創り出している理由の一つなら、このなんでもあり的な、原則のない国のポジションでいいのかもしれない。

でも、両方手に入れることが、できるとしたら、日本という国は本当に素敵な国になるだろうなと思う。

原則は、物事を白黒つけるのとは違うと思う。


あるべき社会を創るための原則をしっかり持ちつつ、人や自然や文化に対しては、「なんともいえない」「曖昧」という部分を残すことはできないのだろうかと、一人で考えてしまう。

「なんとなくいいなあ」とか、「よくわからないけど惹かれる」という感覚は、はっきりしないからだめと言って切り捨ててはいけないとも思う。

理由もなく素晴らしく感じたり、感動したりすることが、人間本来の資質だし、この世の中には説明できない素晴らしいことがあるれているのだから。

でも、仕事などに関しては、このクリティカルシンキングのスキルは高めたいなと思う。このスキルは、自分のワークパフォーマンスを高めるキーだと思う。

原則を振りかざすような愚かな人間にはなりたくない。でも、自分の中で、原則を持つことは(おそらくみな持っているのかもしれないが)必要だと思う。

まだ未熟者なので、自分自身の原則がはっきりしないが

一つだけはっきりしていることは、

どの人も、社会や、誰かのために何かしなくてはいけない。方法は色々でいいけれども、世の中や誰かのために何かするということは、私の中での原則なのかもしれない。

成功しているかはわからない。でも、この考えは、私の以前の仕事、やってきたことに一貫してある考えだ。

こんなこと当たり前なのだが、自分の原則を一つ上げるとしたらこれなのかもしれない。

留学して、苦手だったプレゼンテーションを得意なものにできた気がしている。もともと、ロジカルシンキングでない私の次の目標は、なぜをきちんと説明し、説得できるような思考をもつことだ。これは、これからの課題だ。




コメント

まさかここで
白洲次郎という言葉がでてくるとは、
非常に驚きました。

日本にいても、
その名前を聞いて、
ピンと来る人は、
極めて少ないと思います。

勉強してますね!

勉強してますよ。はは。かじった程度です。

白洲夫妻は、どちらもかっこいいよね。正子さんも素晴らしいと思う。

戦後の復興時代が、歴史的にとても面白いなあと、最近思うようになったよ。

ほんの少し前は、日本はとても貧しくて、それをなんとか必死でなんとかしようという人がいたということがとても印象的だよ。

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